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第一 はじめに
1.私は、平成16年4月7日、突然、児童相談所(以下、児童相談所、或いは「児相」と書きます。)に児童虐待通告をされて、私と2人の妹、それに大切な友人や知り合いの幼児達と、県の児童一時保護所(以下、「保護所」と書きます。)に保護され、そこで2ヶ月間の特異な時間を過ごしました。そして私よりもっと小さな、自分で十分に自分の考えを言えない、私の妹を含む二人の幼児に至っては、8ヶ月を超える期間、完全に親と引き離されました。
2.これが子供と幼児の心にどのような影響をもたらしたか。
この時の実体験、毎日のことを、お話したいと私は考えています。
もしかしたら、この書面をお読みの方は、私たちの件について、先入観をお持ちかもしれません。
でも是非、子供や孫をお持ちであれば、ごく普通に暮らしてきた子供、そして幼児が、突然、親の元を離され、見ず知らずの人(そしてそれは子供を心底好きで、育てた経験があるかどうかも、実はわからない人かも知れません。)と、時を過ごすことになった、こういうつもりでお読みいただきたいと思います。
3.私がなぜ不登校になっていたか、順々にこれからお話しさせて頂くことにしますが、これが仮に「非」であるとして、私たちや、私たちの親に、これ以外に実は何も非はないのです。百歩譲って、子供との家庭生活において、多くの親、そして子供達が経験すること、その範疇を大幅に超えることはない。その程度のことに過ぎません。ましてや、「不登校」となることさえ全く出来ない幼児に、何の罪や非を被せることができましょうか。
それを、私たちは、軽率で、窮極的に何も子供が最大の保護対象であるなどという考えとほど遠い人達に利用され、闘争の道具にされてしまった、未だに何も謝られることもなく、平然とまだ子供達は保護対象であるなどと嘯かれている、そのように思っています。
私のお話を、我慢して最後までお読みいただいた人にはきっとおわかりいただけると思います。