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第五-39
85 プレイルームに戻った私は、「どうして、こうなってしまうの?」、「私は何か間違ったことを判定員に伝えてしまった?」「MASAYAさん、ぶたママさん達…どうなってしまうんだろう…」とさまざまな思いが渦巻くなか、いまや八方塞がりの状況ですが、どうにかして、家に帰るすべはないのか。と考え込みました。
そんな状況下で、当然食事も、喉を通りません。
私は保護所の先生で一番よくしてくれた年配の女の先生に、このことを伝えました。すると先生は目を見開いて、「えぇ!!!こんなにいい子でかわいらしいブーちゃんマン達がA学だなんて!!信じられない!」と本当に驚いていました。
私は涙を流して話を続けると、先生は私の両肩に手を置いて、「児相は何か間違っている。A学なんてブーちゃんマン達の行くところではないんだから。」と、きっぱりと言ってくれました。
他の先生達も、私達のA学行きに驚いていました。「あなた、あそこがどんなところかわかっているの?」「A学園はねっ!少年院の一歩手前なんだよっ!」、「どうしてそんな判断をするんだろうね。児相ってのは!」、「いい?騙されるんじゃないよっ!しっかり目を開いて、よく見極めて来なさい!」、「そういう人は必ず甘いことを言って騙してくる。ブーちゃんマン、自分の幸せは自分の手で掴むんだよ!」なんだか、誰が誰の味方なのか、私が一体どこで何をしているのか、さっぱりわからなくなりました。でも、激励の言葉を沢山、沢山、貰ったこと、そして、児童相談所は完全に間違っているというのは私達だけの考えではないこと、そのことだけはわかりました。
誰一人として、頼れる人のいないなかで、最後の最後に、実は私達の本当の姿の方から、真実をわかってくれる人達がいてくれたことが、心底、本当に嬉しかったし、本当に励みになりました。