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第五-47
96 平成16年6月14日、この日から、私の事情聴取がスタートしました。
妹1の事情聴取は前回の1回でほぼ終了したのに比べ、私は日々の生活のこと以外に、羽鳥湖のホテルのこと、Yyらがおどろおどろしくでっち上げている、講演会、社員研修のことについて、質問されることがとても多かったです。
実際、私はYyらの受けていた研修会かなにかでのお花植えだとか、プール作りなどに参加していたことがあると思います。
しかし、Yyたちのでっち上げたように強制的に参加などはしていません。
物を創造的に造るという作業で、頭も使い、センスも必要です。
頭でっかちの無能には楽しくないでしょうが、私は楽しく参加しています。
体を動かすことを、労働として、そしてそれをとてもしたくない、いやなものとして、人に買われる商品としてしか見られない、体を動かして働くことを、そんなに貧しいものとは私には思えませんし、私は好きなことを望んでやった、誰からも強制されずに、そしてそれはとても楽しかった。
それだけのことです。
現場作業が実はかなり楽しいものですが、そんなことは誰か他の階級がやるものとでも思っているような偉い人には一生判らないでしょうし、労働と言えば苦役と思ってすぐ誰それが使用者側だと言って戦おうとするような人にも判らないでしょう。
しかし、私はそれに参加して、人間としてとても楽しい経験が出来た筈の人が、口を拭って別のことを言い出すことには我慢がなりません。
私はあくまでも、自分の考えで、自分も参加して学びたい、勉強したいという、自主的なものでの参加です。
そんな話をしながらも、私は自分がやはり年上の子供でもあり、相当な「キーマン」なのだろうと感じて、保護所のときと同じように、妙竹林な誤解をされないようにと緊張してしまって、どう答えたら良いのか、狼狽えることが多い一日目でした。
私の担当は、生活安全課派遣警察本部少年課のWさんだったと思います。
最初に聞かれたのは、妹1と同じく普段の生活のこと、ホームオブハートではどこの部屋に住んでいたのか、食事は誰が作ってくれるのか、何人の人と一緒に暮らしているのかというようなことを聞かれたと思います。
そして、Yyらの参加していたセミナーについての質問を受けました。
Q:セミナーって言うのはどこでやっていましたか?
A:えーと那須にある美術館と、屋久島と、羽鳥湖のホテルでやってます。
Q:内容はどんなことをやるの?
A:MASAYAさんのレクチャー(講演会のことです。)と、参加者の人同士で自分が気づいたことをことを話し合ったりするんです。
Q:これは、お客さんを呼んでするものだと聞いたのですが、だいたいどれぐらいの人が参加するんですか?
A:5人くらいです。
Q:ブーちゃんマンはこのセミナーに参加したことある?
A:セミナー中にお花植えとかもするんですが、それには参加したことあります。私は、自分も学びたいから、Yyたちが参加している場にいたことはありました。でも、それが「参加している」と言えるほどのものかな?いったいなんて説明したらいいんだろう?なんて伝えたらいいんだろう?と、私は内心とても焦りました。
Q:いやいやそっちじゃなくて、こっちのお話を聞いたりするほう。
A:うーん、ないんです。
Q:羽鳥湖でセミナーがあるときは誰が行くの?
A:ハイランドのスタッフの人が2〜3人と、MASAYAさんと、私とか、MEちゃんとかです。
Q:全員、車一台で行くの?
A:はい そうです。
Q:ハイランドのスタッフの人は誰が行くの?
A:Zさんと、BさんとTGさんです。
Q:セミナー中の食事とかは誰が作るの?
A:Bさんと…あと、株式会社ホームオブハートの配送センターがあって、そこの人が一人きます。あと私もお手伝いしています。
Q:それでは…実は、去年羽鳥湖に大人の人と一緒にいきましたか?
A:はいあります
Q:そのときに、セミナーに参加しました?
A:えっと…してないです。
Q:えっ?!?!?そんなことないですよ、そのときに実際に見たといっている人が何人かいるんですから!
A:その人はお花植えに参加してたことを言っているのではないでしょうか?
Q:い〜やそんなことない。
A:うーん、少しは参加してました。
Q:じゃあそのセラピールームって言うところでサポートとして、入っていたんだね?
A:はい、そうです。参加者の人に、いろいろ自分のこと話してサポートしました。
Q:ちょっとたのむよーブーちゃんマンさん!!率直に話してくださいよーだって見るだけで分かりましたよ。ブーちゃんマンさんの顔見てこれは何か隠しているなって顔してましたよ!
この子は本当のことを話していないって!!
大丈夫だよ何でも話して。
私たちはYyさん側の人ではないし、ブーちゃんマンさんのこともYyさんではない別の人から聞いた話であって、僕はブーちゃんマンさんが、Yyさんやマスコミとかが言っているような乱暴されている子供だとはとても思えない。
だって顔にあざがあるわけじゃないし、うでに傷があるわけじゃないでしょ!!
というWさんの言葉を聞いて、私はなんだ、警察の人たちは児童相談所みたいに色眼鏡を通して私たちを見ている人たちじゃない。何でも話してもいいんだと、やっと信頼して話せるようになりました。
ここで、1回目の事情聴取を終え、私たちは家に帰りました。